2007年7月22日日曜日

彼の世千日此の世一日

―生きる一日が苦痛なら、死んだ毎日の方が嘸気楽でしょうね―
※日付は日曜だけど、記事内容は土曜の早朝からの話
どうにもイリヤでの生活に飽きたわ。
飽きるということほど、恐ろしいモノはないわ。
退屈は悲しみより心を腐らせるもの。
そういうわけで、ちょうど土曜日だし、
あの世でウィンドミルトレーニングをすることにするわ。
いまのランクが3だから、ボスを倒す枠が1500というわけなの。
弱体化装備をいくつかつければ、まだまだゾンビは十分ボス。
つまりゾンビ1500体。
……ま、無為にマングースを一万匹殺傷するより有意義なのだわ。
ところが困ったことに、いまは全ての課金サービスが期限切れ。
どうしようかと錯誤しているところで、
のまが、かおをつかまえて、あの世に行こうとしているところを発見。
渡りに船とばかりに、これに便乗。
どうにか無限マングース地獄から脱出できたわ。
 

 
ところが、いざトレーニングを初めた矢先、さっそくトラブルが。
まず、頭装備が落下したことに気づかず、
そのまま復活ポイントに戻って官庁送りに。
この頭装備は、私の少ないスタミナの実に二割を補っているもので、
乾ききった世界で暴れまわる私の心に若干のうるおいをもたらし、
ついでに言うと、取り戻すのに三万五千ゴールドも盗られるという、
私の装備の中で鎧の次に貴重な装備品であるわけなの。
 
……別に趣味とかじゃないから。
 
それでもまだ数百体。
まだまだ戻るには早いと、がつんがつん屍を切り崩していると、
武器の耐久が0に。
NPCの限定改造をしてある武器は、軒並み最大耐久が低く、
こうなることは別に珍しいことでもなんでもないわ。
 
けれどね、
武器を取り出している最中に、
ペットの時間が切れるとは思わなかったわ。
 
 
剣のほとんどを馬に放り込んでいるのが仇になったわ。
何しろ昼間はほとんどイリヤで駆け回っていたものね。
でも、三匹全部時間切れってどういうことなの?
……そんなに乗ってたかしら、私……
唯一取り出せたのはバスタードソード一本。
その耐久は
……これでどうやって残り千数百のゾンビを倒せっていうのかしら……
素手……?
とか、思っていたら、のばが親切にも両手剣を貸してくれるというじゃない。
両手剣は好きだけど、ちゃんと私が納得できるような剣をくれるんでしょうね?
半端な剣だったら祭壇に落としてしまうからね!
 
 

 
 
……あら……
 
 
 
 
……なかなか、いいじゃない……
返すのはいつだっていいって言うから、
しばらく借りておくことにするわ。
……でも、なんだかもらってばっかりで気が済まないわね……
どうやって仕返ししてやろうかしら。
スタミナポーションも、もらってしまったし……
 
 
それにしてもやっぱりスタミナが足りないわ。
なにしろ何の補強もなしだと、最大スタミナは40程度。
ウィンドミルを4,5回打つだけでほぼ0になり、
その度に回復というなかなかの損耗率。
私はまだ殲滅が甘いから、
ゾンビを倒すのに1~3回攻撃しなければならないわけで、
必要なスタミナポーション30は単純計算で約900個。
ゴールドに換算すると、およそ126000ゴールド。
 
……大分かかるわねぇ……
 
そういえば、若年齢だと食べ物を食べるだけでスタミナが回復したりしたわね。
普段は、いろいろと裏目にでる容姿だけど、
こういう時こそ、その効果を使わない手はないわね。
手に入りやすくて、
なおかつスタミナがいちばん回復しやすいモノといったら……
 
 

 
やっぱりこれよね。
 
11歳なら土曜効果もあわせて一個で50程度のスタミナ回復がのぞめるわ。
コストはスタミナポーション30より若干少なめだし、
これでこの回復量なら文句はないわ。
なによりこの量なら、体重増加値とか、気にすることないもの!!
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
無事に達成。
やれやれだわ。
あとは適当にダンジョンでも潜れば埋まるでしょう。
 
……まぁ、ここからが本当の地獄だ、とか聞いた気もするけれど。

0 件のコメント: